スマホの内蔵マイクの音質がイマイチで外付けのマイクの購入を検討したのはいいものの、スマホも千差万別、巷にある外付けマイクも千差万別で何を買ったら良いのかわからないですよね。
この記事では用途別の選び方とよくある落とし穴をまとめ、満足できるおすすめできる7つの製品について紹介していきたいと思います。
スマホ内蔵マイクでは限界がある理由

まず前提として確認しておきたいのですが、スマホの内蔵マイクって、実は「通話」のために設計されているんです。
つまり、音楽や声をきれいに録ることは最優先ではないわけです。
内蔵マイクは「全指向性(無指向性)」といって、360度あらゆる方向から音を拾います。
これが通話時には都合がいいのですが、動画撮影やVlogになると途端に困る。
自分の声と同時に、エアコンの音、遠くの車の音、隣の部屋のテレビの音、全部ミックスされてしまうんですよね。
実際、私がスマホだけで撮った最初のVlogを見返したとき、「なんかザラザラした音」に驚きました。
映像はキレイなのに、音だけ明らかに浮いている。せっかく桜満開の河川敷で撮ったのに、風の音がごうごうと入り込んでいて、ほぼ何を言っているか聞き取れない状態でした。
外付けマイクを使うと、狙った方向の音だけをクリアに収録できます。
その差は実際に聴き比べると別物レベルです。
外付けマイクの失敗しない選び方|4つのポイント

① 用途(何のために使うか)を最初に決める
マイクは何でもできる万能品ではなく、用途によって向き不向きがはっきりしているんですよ。
| 用途 | おすすめのタイプ |
|---|---|
| Vlog・動画撮影 | ショットガンマイク |
| インタビュー・対談 | ピンマイク(ワイヤレス) |
| ゲーム実況・配信 | 差し込み式マイク |
| 音楽録音 | コンデンサー型差し込み式 |
| 屋外・移動中の撮影 | ワイヤレスピンマイク |
私はVlog用に最初「ピンマイク」を買ったのですが、ショットガンマイクの方が絶対よかったと後悔しています。
ピンマイクは服が擦れる時の音がどうしても入るし、歩きながらの撮影だと位置がずれて声が不安定になる。
用途を最初にちゃんと考えていれば防げたミスでした。
② 接続端子を必ず確認する
ここが一番のトラブルポイントです。スマホの端子は大きく3種類あります。
- Lightning(iPhone 14以前)
- USB-C(Android全般・iPhone 15以降)
- 3.5mm イヤホンジャック(旧Androidなど)
特に3.5mmジャックを使う場合、3極(TRS)と4極(TRRS)の違いに注意が必要です。スマホで外部マイクとして使えるのは4極(TRRS)プラグになります。
3極プラグのマイクを買ってしまった場合は、別途「TRS→TRRS変換アダプター」が必要になります。
実は私もこのミスをやらかしました。
Amazonで安いマイクを何も考えずにポチったら3極プラグで、スマホに挿しても音声が入らず、「初期不良かな?」と思い調べてみると、ようやく端子の仕様が違うことに気づきました。
③ 指向性の種類を理解する
指向性とは「どの方向の音を拾うか」です。
- 単一指向性:正面の音だけを集中して拾う。雑音が入りにくく、一人撮影に最適
- 全指向性(無指向性):360度全方向から拾う。会議や複数人の対話に向く
- 双指向性:前後2方向から拾う。対談やポッドキャストに使われることが多い
動画撮影やVlogなら「単一指向性」一択ですね。
正面の声だけをクリアに、余計なノイズをカットしてくれます。
④ 有線か、ワイヤレスか
有線マイクのメリットは「音の安定性」です。
電波干渉がなく、録った音がそのままクリアに入ります。
ただ、ケーブルの取り回しが面倒で、動きが制限されます。
ワイヤレスマイクの最大の魅力は自由に動けることで、料理動画や屋外ロケなど、撮影しながら歩いたり動き回るシーンには向いています。
一方で、電波の状態によってノイズが入るリスクもあります。
伝送距離は製品によって10m〜150mとかなり幅があるので、使用シーンに合わせて選びましょう。
用途別おすすめ外付けマイク7選
【Vlog・動画撮影】
引用元:https://rode.com/ja-jp/user-guides/videomicro-ii
価格帯:約1万円〜
RODEはオーストラリアの老舗マイクメーカーで、Vloggerから映像作家まで幅広く支持されているブランドです。
VideoMicro IIは単一指向性のショットガンマイクで、スマホのコールドシューに乗せて使います。
コンパクトでケーブル1本つなぐだけというシンプルな設計がいいですね!
USB-Cとライトニング両対応のモデルもあり、iPhone・Androidどちらでも使えるのが安心です。風切り音対策のウインドシールドも付属。
おすすめできる人:一人でVlogを撮る、固定カメラの前で喋る、屋外ロケが多い
【コスパ重視・初心者】RODE Vlogger Kit
引用元:https://rode.com/en-int/products/vlogger-kit-universal
価格帯:約8,000円〜1万円
「とりあえず始めてみたい」という人に一番おすすめしたいのがこれです。
マイク本体に加えて、ミニ三脚・クリップ・ライトまでセットになっていて、1万円以下で揃えられます。
iOS edition(Lightning)とUSB-C editionがあるので、自分のスマホに合ったものを選んでください。
夜間撮影に対応できるライトが付いてくるのは、正直「コスパすごい!」と驚きました。スターターセットとしての完成度が高いと思います。
おすすめの人:はじめて外付けマイクを試したい、セット購入で出費を抑えたい。
【ワイヤレスピンマイク】Hollyland Lark M2
引用元:PRONEWS
価格帯:約2〜3万円
2024年に登場したモデルで、送信機がわずか9gと超軽量です。
これくらい小さいとボタンのように服に留められるので、インタビュー動画やトーク系の撮影でも目立たない。
ENC(環境ノイズキャンセル)機能付きで、屋外でもクリアな音声が録れます。
USB-C版とLightning版の2種類があり、電源を入れると自動でペアリングされるので接続でつまずくことがほぼありません。
連続録音約10時間、ケース込みで30時間以上と、バッテリー持ちも優秀です。
おすすめの人:インタビュー・対談動画、動き回りながら撮影したい、ピンマイクを初めて使う人
【コスパ最強ワイヤレス】AnkerWork M650
引用元:webLEON
価格帯:約1.5〜2万円
AnkerのオーディオブランドAnkerWorkから出たワイヤレスマイクで、バッテリーが約6時間持ちます。
ワイヤレスでこの価格帯はかなり頑張っていると思います。
屋外での配信や対談動画に向いており、2台同時に使えるモデルもあります。
「ちょっとワイヤレスを試してみたいけど、いきなり3万円は出せない」という人に刺さる一本ですね。
おすすめの人:屋外ロケ、インタビュー、予算を抑えたいが音質はほしい人
【高音質・本格派】SHURE MV88+
引用元:東京オフラインセンター
価格帯:約2.5〜3万円
SHUREはアメリカの音響機器メーカーで、プロ用マイクの老舗として知られています。
MV88+は差し込み式のステレオコンデンサーマイクで、単一指向性と双指向性を組み合わせたMid-Side方式を採用。
専用アプリ「ShurePlus MOTIV」で細かいゲイン調整やEQが可能で、音楽録音やポッドキャストにも使えます。
「スマホでこんなに録れるの?」と驚く音質です。
ただ、価格はそれなりにするので、本格的に音質にこだわりたい人向けですね。
おすすめの人:音楽録音、ポッドキャスト、音質にこだわりたい人
【Android専用】ZOOM Am7
引用元:Cine D
価格帯:約1.5〜2万円
USB-C接続のAndroid専用マイクで、ZOOMという録音機器の老舗メーカーが手がけています。
左右のマイクの角度を調整できるのが特徴で、集音方向をシーンに合わせて変えられます。
マイク自体がスマホに直接差し込める設計で、ケースをつけたままでも使いやすい。
Android端末を使っていて、がっつり本格的に録りたいという人にはこれというくらい完成度が高いです。
おすすめの人:Androidユーザー、立て持ち・横持ちどちらも使いたい人
【屋外・取材向け】BOYA BY-MM1+
引用元:Amazon商品ページ
価格帯:約5,000円〜
とにかくコスパが高い、入門用の定番ショットガンマイク。
単一指向性で正面の音をクリアに録り、3.5mmのTRRS端子でスマホに直結できます(4極なのでアダプター不要)。
イヤホン端子からモニタリングもできるのが嬉しい機能です。
BOYAは中国のマイクメーカーですが、この価格帯ではかなりコスパが高く、入門用として国内でも広く使われています。
「5,000円でこれだけ録れれば十分すぎる」という声が多く、最初の1本として選んでも後悔しにくい製品です。
おすすめの人:まず試したい初心者、予算を抑えたい人、屋外撮影が多い人
端子・接続で迷ったときの対処法

よくある接続トラブルと、その解決法をまとめておきます。
「挿したのに音が入らない」場合
Androidの一部機種は、外部マイクを接続してもアプリ側で入力ソースを切り替えないと自動認識しないことがあります。
カメラアプリの標準設定では内蔵マイクのままになっていることが多いので、「Open Camera」や「Filmic Pro」などの外部マイク対応アプリを使い、設定内の「オーディオソース」から「外部マイク」を選択してください。
「3極プラグのマイクを持っている」場合
TRS(3極)→TRRS(4極)に変換するアダプターが必要です。
RODEの「SC4」が信頼性が高く、入手しやすい定番品です。1,000〜2,000円程度で買えます。
「Lightning端子のiPhoneでUSBマイクを使いたい」場合
Appleの「Lightning-USB 3カメラアダプター」(純正品)が必要になります。
このアダプターにUSBマイクを挿し、充電ケーブルも同時に接続できるので、バッテリーを消費しながらの長時間録音も可能になりますよ。
まとめ:最初の1本を選ぶ順序
スマホの外付けマイク選びで失敗しないために、最後に3つだけ覚えておいてください。
1. 用途を先に決める
マイクは万能品ではありません。Vlog撮影ならショットガンマイク、ワイヤレスで動き回るならピンマイク、と先に絞ってから選ぶと迷いがなくなります。
2. 端子の種類を確認してから買う
「買ったは良いけど端子が合わない」は、最もよくある失敗です。自分のスマホがLightning・USB-C・3.5mm(4極)のどれかを先に調べてから購入してください。
3. 最初はコスパ品で感覚を掴む
私が思うには一番大事な感覚かと思います。
この分野は言ってしまうと、こだわりだすとキリがありません。
個人的な意見ですが、正直いきなり3万円のマイクを買う必要はないと思います。
BOYA BY-MM1+(約5,000円)やRODE Vlogger Kit(1万円以下)で一度使ってみて、「もっと音質が欲しい」「ワイヤレスにしたい」と感じてから上位モデルに移行する方が、無駄な出費を防げます。
外付けマイクを使い始めてから、自分の動画を見返すのが楽しくなりました。
音がクリアになるだけで、コンテンツとしての「伝わり方」がまったく変わります。あなたの発信がもっと多くの人に届くようになることを願っています。



コメント