サウンドバーを穴あけなしで壁掛けにする賃貸でもOKな3つの方法

穴あけなしで設置する3つの方法 ガジェット

「壁掛けテレビにしたのはいいけど、サウンドバーの置き場所に困ってる…」

そういうお悩み、めちゃくちゃよくわかります。

テレビを浮かせてスッキリさせたのに、サウンドバーだけテレビ台の上にドンッと置いてある、あの微妙な違和感、なんとかしたいですよね。

かといって「壁に穴を開けるのは嫌だ」「賃貸だからムリ」と諦めている方も多いのではないでしょうか。

実は穴を一切開けずに、サウンドバーを壁掛けに近い見た目で設置する方法が、複数あるんです。

この記事では、賃貸でも原状回復を心配せずに実践できる3つのアプローチを、それぞれのメリット・デメリットや具体的な手順とともに解説します。

実際に試してみてわかった「ここだけはハマった」という失敗談も包み隠さず書きますね。


穴あけなしにこだわる3つの理由

壁掛けサウンドバーといえば、従来はネジを壁に打ち込む方法が一般的でした。ところがこれには大きな問題が3つあるんです。

1つ目は賃貸の壁への損傷。退去時に補修費用が請求されるリスクがあり、石膏ボードのような一般的な壁材でもネジ穴の補修費は1か所あたり数千円かかることがあります。

2つ目はコンクリート壁問題。マンションで多いコンクリート壁には、一般的なドライバーではネジが入りません。

専用の電動ドリルや振動ドリルが必要で、工事費込みで2〜3万円かかるケースも珍しくないんですよね。

3つ目は将来の融通が利かなくなること

サウンドバーを買い替えたとき、古いネジ穴がそのまま残ってしまう。
これ、後になって「しまった」と気づく人がとても多いポイントです。

だからこそ「穴あけなし」の設置法に多くの人が注目しているわけです。


穴あけなしで壁掛けする3つの方法

サウンドバーの壁掛け

 

テレビのVESA穴を使う専用金具

これが、現状もっともおすすめできる方法です。

実は知らない人が多いんですが、テレビの背面には「VESAマウント」と呼ばれる規格化されたネジ穴が必ずついています。

この穴を利用して、サウンドバーをテレビに直接ぶら下げる専用金具が各社から販売されているんです。

壁には一切触れません。

壁掛けテレビなら、テレビが壁についているわけなので、結果的にサウンドバーも浮いた状態になります。
スタンド置きのテレビでも、テレビ自体に金具がつくので床置きよりはるかにスッキリしますよ。

VESA穴を使う金具の主なラインナップ(2025年時点)

商品名 対応VESA 耐荷重 価格帯
WALI SBR202 100×200〜600×400mm 約15kg 2,000〜3,000円
Sanus SASB1-B1 200×200〜600×400mm 約5kg 4,000〜6,000円
Mount-It! MI-SB39 100×200〜400×400mm 約13.6kg 3,000〜4,000円
STARPLATINUM GP500 200×100〜600×400mm 約15kg 5,000〜7,000円
サンワダイレクト 100-VESA001 100×100〜600×400mm 約10kg 3,500〜5,000円

実際にやってみた感想

私はMount-It! MI-SB39を購入し設置に挑戦。

最初に「本当にこれで支えられるのか?」と少し不安でした。
正直、見た目がシンプルな金具なので、安っぽく感じたんですよね。

でも、実際に取り付けてみると揺れも全くなく、1年以上経った今でもびくともしていません。
ただ、取り付け説明書が英語のみだったので、最初の30分は「どっちが表やねん」ともがきながらの作業でした。(笑)

 

VESA金具を選ぶときのチェックする3つのポイント

  • 自分のテレビのVESA規格を確認する
    取説かテレビ背面に記載あり。例:「200×200」「400×400」
  • サウンドバーの重量と金具の耐荷重を照合する
    一般的なサウンドバーは2〜4kg、重いモデルで6〜8kg程度
  • テレビとサウンドバーの間隔に注意
    多くのメーカーが70mm以上の間隔を推奨している

最後の間隔は見落としがちなポイントです。

実はソニーなど主要メーカーの取扱説明書には、サウンドバーとテレビの距離を70mm以上開けるよう明記されています。

密着させると内部に熱がこもり、故障の原因になるんですね。


壁美人やホッチキス系固定具を使う【賃貸最強の選択肢】

「テレビはスタンド置きで、サウンドバーだけ壁に浮かせたい」という場合に向いているのがこの方法です。

「壁美人」というホッチキスで固定するフック金具が有名で、通常のホッチキスの芯を斜めに何十本も打ち込むことで、数十kgの荷重に耐える固定力を生み出します。

石膏ボードの壁(多くの日本の住宅に該当)であれば、原状回復もホッチキスの穴を指でならすだけで完了というのが最大の魅力です。

壁美人の特徴

  • ホッチキスの穴(0.5mm以下)なので退去時の補修が不要なケースがほとんど
  • 壁美人SシリーズはHIMO(ひも)を使って様々な形状のものを吊るせる
  • 耐荷重の目安は製品によって異なるが、サウンドバー程度(〜5kg)なら対応できるモデルが多い

ただし、正直に言うと向いていない状況もあります。

コンクリート壁や木材下地が当たらない場所では固定力が落ちます。

また、サウンドバーのように幅が広いもの(80cm〜120cmのモデルも珍しくない)を支えるには、複数個使うか、棚板と組み合わせる工夫が必要です。


ラブリコ・ディアウォールでDIY柱を立てる

「テレビもサウンドバーも、配線ごとまとめてスッキリさせたい」という方にぴったりの方法がこれです。

ツーバイ材(2×4木材)と、ラブリコやディアウォールのような突っ張り固定具を使って、壁に穴を開けずに柱を立てます。

この柱にテレビ壁掛け金具とサウンドバーブラケットを好きな高さで取り付けられるので、設置位置の自由度はどの方法よりも高いんです。

費用のイメージは以下のとおりです。

  • ラブリコ本体(2個セット):約2,000〜3,000円
  • 2×4材(240cm程度):ホームセンターで800〜1,200円
  • テレビ壁掛け金具:約5,000〜15,000円
  • サウンドバー用金具(VESA対応):2,000〜5,000円

合計:1〜2万円台でセット完成

ただし、これには明確なデメリットがあります。

一度設置すると移動が非常に困難という点です。

模様替えや引っ越しを考えているなら少し考えたほうがいいかもしれません。
また、塗装や組み立てにそれなりの時間と労力がかかるので「とにかく手軽に」という方には向いていないですね。


設置後に絶対チェックしたい音質の話

テレビのサウンドチェック

「穴あけなし」で設置できた!でもここで終わってはもったいないですよね。

サウンドバーを壁掛けにしたとき、音質が変化することがあります。

特に起こりやすいのが低音のブーミー感です。
壁に近づくと低音が壁に反射して強調され、「ドンドン響きすぎる」という状態になることがあるんです。

対処法は以下の3つ。

①サウンドバーと壁の間に最低5cm以上の隙間を作る

VESA金具や壁美人を使う場合、このスペースが自然に確保されることが多いです。ただし、壁に密着させるタイプの設置方法を選ぶときは要注意です。

 

②低音設定を少し下げる

多くのサウンドバーにはバス(Bass)調整機能があります。
私の場合、壁掛け後に「なんかドンドンする」と感じたら、バスを2〜3程度下げると自然な音になりました!

③自動音場補正機能を使う

近年のサウンドバーには部屋の形状に合わせて自動で音を最適化してくれる機能が搭載されています。
壁掛け設置後に一度この補正を走らせるだけで、音質が激変するケースがあります。


賃貸で特に気をつけたい「原状回復」のポイント

部屋の内装

ここは賃貸住まいの方にとって一番気になるところではないでしょうか。

方法①のVESA金具は、そもそも壁に何もしません。
テレビのネジ穴を使うだけなので、原状回復の心配はゼロです。

方法②の壁美人は、ホッチキスの芯を使うので厳密にはゼロではありませんが、0.5mm以下の穴なので通常の賃貸契約では原状回復義務の対象外とされるケースがほとんどです。
ただし、契約内容によって異なるので、不安な方は入居前に大家さんや管理会社に確認しておくのが安心ですね。

方法③のラブリコは、天井と床を突っ張るだけで壁には触れないので、原状回復の問題はほぼありません。
ただし、強い突っ張り力で天井や床に跡がつく場合があります。
養生シートやゴムパッドを使って対策しておきましょう。


穴あけなし設置のよくある失敗と対策

失敗例①:サウンドバーがテレビ画面にかかってしまった

VESA金具で取り付けたところ、サウンドバーの高さが足りずに画面の下部がサウンドバーで隠れてしまう——これ、実際にあるあるな失敗です。設置前に必ず「テレビ下端からの距離」を測りましょう。サウンドバーの縦幅(高さ)より金具の張り出し量が大きくなるように選ぶのがポイントです。

失敗例②:配線がぶら下がって余計に雑然とした

穴あけなしで設置しても、電源ケーブルとHDMI ARCケーブルが垂れ下がっていたら見た目がイマイチですよね。
配線モール(100均でも売ってます)を壁に沿わせるか、結束バンドやマジックテープでテレビ金具に這わせるだけで格段にスッキリします。

失敗例③:VESAの規格が合わなかった

「VESAなら何でも合う」と思い込んで金具を買ったら、自分のテレビの規格が対応外だったというケースが想定されます
。購入前に必ずテレビの取説か背面のラベルで「VESAマウント規格(例:200×200mm)」を確認してください。


まとめ:あなたの状況に合った方法はどれ?

穴あけなしでサウンドバーを壁掛けにする方法は、大きく分けて3つありました。

① VESA専用金具(スタンド置きテレビ・壁掛けテレビ問わず使える。コスパ最強) → テレビとサウンドバーを一体化させたい人に最適

② 壁美人などホッチキス系(テレビがスタンド置きで、サウンドバーだけ浮かせたい場合に◎) → 賃貸で壁に一切傷をつけたくない人に最適

③ ラブリコDIY柱(テレビも配線も全部まとめたい、こだわり派の人向け) → インテリア全体を作り込みたい人に最適

どれが正解かはあなたの部屋の状況次第ですが、「まず試してみたい」という方には圧倒的に方法①のVESA専用金具をおすすめします。2,000円台から試せて、失敗しても損失が少なく、仕上がりもスマートです。

テレビまわりがスッキリすると、部屋全体が広く感じられますよ。ちょっとした変化なのに、毎日の映画や音楽の時間がぐっと豊かになるのが不思議です。ぜひ、あなたのリビングでも試してみてください。

コメント